
地震、大雨、台風、土砂災害……。
日本で暮らしていると、いつどこで災害に遭うか分かりません。
最近は、大きな地震だけでなく、短時間に猛烈な雨が降る豪雨災害も増えています。
「防災のために何かしなければ」と思っていても、
「何から勉強したらいいの?」
と思うことはありませんか?
防災について調べていると、よく目にするのが「防災士」という資格です。
私も防災について調べる中で、防災士について知る機会がありました。
ところが、さらに調べてみると、「防災検定」というものがあることを知りました。
防災士だけではありません。
今回は、私自身が気になった「防災検定」について調べてみました。

防災検定とは?
「防災検定」とは、防災に関する知識を身につけ、その理解度を確認するための検定です。
防災というと、地震が起きたときの避難方法や非常食の準備などをイメージする人も多いと思います。
でも、防災はそれだけではありません。
地震や津波、台風、大雨、土砂災害など、さまざまな災害について知ること。
さらに、災害が起きたときに、
「どう行動すればいいのか」
「どんな備えが必要なのか」
を考えておくことも防災です。
防災検定には複数の級があり、自分の知識や目的に合わせて防災について学ぶことができます。
「防災について、もう少し詳しく知りたい」
という人が、勉強を始めるきっかけにもなりそうです。
防災は「知ってるだけ」では足りない
私は防災について記事を書くようになってから、以前よりも災害について考えるようになりました。
でも、そこで感じたことがあります。
それは、
「知っていること」と「実際に行動できること」は違う
ということです。
例えば、
「大雨のときは早めに避難したほうがいい」
ということを知っていても、
「まだ大丈夫」
「もう少し様子を見よう」
と考えてしまったら、避難するタイミングを逃してしまうかもしれません。
また、地震が起きたときに、
「家の中のどこが安全なのか」
「避難場所はどこなのか」
「家族とはどうやって連絡を取るのか」
を知らなければ、いざというときに迷ってしまいます。
だからこそ、防災は単に知識を増やすだけではなく、
普段から考えて、準備しておくこと
が大切なのだと思います。
防災士との違いは?
ここで気になるのが、
「防災検定と防災士は何が違うの?」
ということです。
防災検定と防災士は、同じものではありません。
防災士は、日本防災士機構が認証している資格です。
防災士には「自助・共助・協働」を基本として、社会のさまざまな場面で防災力を高める活動が期待されています。
一方、防災検定は、防災に関する知識を学び、その知識を検定という形で確認するものです。
つまり、
「防災について学ぶ」ことを目的の一つとする防災検定と、研修や試験、救急救命講習などを経て資格認証を受ける防災士では、制度や取得までの流れが違います。
防災士になるためには、一般的に防災士養成研修講座を受講し、資格取得試験に合格し、さらに救急救命講習を修了する必要があります。
防災士になるには、どんなことをするの?
防災士の資格取得には、いくつかのステップがあります。
一般的には、
- 防災士養成研修講座を受講
- 防災士資格取得試験を受験
- 救急救命講習を受講
- 防災士認証登録を申請
という流れです。
資格取得試験は3択式で30問出題され、24問以上の正解が合格基準となっています。
また、防災士には年齢の上限がありません。
日本防災士機構のFAQには、80歳以上で防災士になった例も紹介されています。
このことを知ると、
「防災を学ぶのに年齢は関係ないんだな」
と感じます。
60代からでも、防災を学ぶ意味がある
私自身、60代になってから防災について以前より考えるようになりました。
若い頃は、
「災害が起きたら、そのとき考えればいい」
と思っていたところもあったと思います。
でも、年齢を重ねると、自分自身のことだけではなく、家族のことや住んでいる地域のことも考えるようになります。
そして、災害が起きたときに、
「自分は本当に動けるだろうか?」
ということも考えるようになりました。
防災は若い人だけのものではありません。
むしろ、これまでの人生経験があるからこそ、
「もしものとき、どうする?」
と具体的に考えられることもあるのではないでしょうか。
資格を取ることだけが防災ではない
ここまで防災検定や防災士について調べてきましたが、私は、
資格を取ることだけが防災ではない
と思っています。
例えば、
・自宅周辺のハザードマップを見る
・避難場所を確認する
・家族と避難について話しておく
・非常用持ち出し袋を準備する
・水や食料を備蓄する
・停電したときの明かりを用意する
・スマートフォンの充電方法を考えておく
こうした一つひとつも、大切な防災です。
資格を取ることを目的にするのではなく、防災について知ることで、普段の生活を見直す。
それも防災の大切な一歩だと思います。
「知っているつもり」を見直してみる
防災について調べれば調べるほど、
「これくらい知っている」
と思っていたことでも、実は知らなかったことがたくさんあります。
例えば、災害時の避難についても、
「避難所に行けばいい」
だけではありません。
自分の住んでいる地域では、どこに避難するのか。
どの道を通るのか。
大雨のときと地震のときでは、避難の考え方は同じなのか。
ペットはどうするのか。
家族と離れているときはどうするのか。
考えてみると、普段から確認しておきたいことがたくさんあります。
だから私は、防災検定という存在を知ったことをきっかけに、もう一度「自分の防災」を見直してみようと思いました。
防災は「もしものため」ではなく「今日からできること」
災害は、いつ起きるか分かりません。
だからこそ、
「災害が起きてから考える」
のではなく、
「何も起きていない今、できることをやっておく」
ことが大切なのだと思います。
防災検定や防災士について知ることも、そのきっかけの一つです。
資格を目指す人も、まずは防災について調べてみたい人も、それぞれの方法で防災を学ぶことができます。
私もこれから、災害について「知っているつもり」にならないように、少しずつ学んでいきたいと思います。
そして、学んだことを自分だけで終わらせず、このブログでも皆さんと共有していけたらと思っています。
「自分の命を守るために、今できることは何だろう?」
そんなことを考えるきっかけになれば嬉しいです。
※防災検定や防災士の制度、受検・受験方法などは変更される場合があります。資格取得を検討される場合は、それぞれの公式サイトで最新情報をご確認ください。
追記:今月開催!「ぼうさいこくたい2026 in 鳥取」で体験してみよう
防災について知識を深めたり、最新の取り組みに触れたりする機会として、今月鳥取県で開催される日本最大級の防災イベント「ぼうさいこくたい2026(防災推進国民大会)」をご紹介します。
資格の有無に関わらず、子どもから大人まで誰でも楽しみながら防災を学べる体験型イベントです。
- 開催日:2026年10月17日(土)・18日(日)
- 開催場所:鳥取県倉吉市(エースパック未来中心、鳥取県立美術館 周辺など)
- テーマ:「共に考え・備え・守る ~『支え愛』で守る命と暮らし~」
- 入場料:無料
会場では、防災訓練や体験コーナー、最新の防災グッズ・技術の展示、食パラダイス鳥取県エリアなど、「見て・食べて・体験しながら」防災を身近に感じられるプログラムが盛りだくさんです。
「特別な資格を取る」ことだけが防災ではありません。こうしたイベントに参加して新しい発見をしたり、日頃の備えを楽しく見直したりすることも立派な防災の一歩になります。お近くの方や興味のある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
