災害への備えといえば「防災グッズを買いそろえる」というイメージが強いですが、実は日常の中にある身近なアイテムが“防災用品”として役立つことをご存じですか?
すぐに使えて応急対応にもなる「生活の知恵」を知っておくことで、いざという時の不安がぐっと減ります。
ここでは、家庭にあるものでできる工夫をご紹介します。
防災アイテム 知っておくと安心!身近なモノが早変わり
食品用ラップ:お皿代わり&防寒にも
- 洗い物ができないとき、お皿にラップを敷けば食器を汚さずに使い回しができます。
- 身体に巻けば風を防ぎ、防寒具の代用にも。
- ケガをしたときは、止血や保護としても使える優れものです。

夏場は汗をかいた体を拭く水も不足しがち。**ラップを敷いて使えば衛生的で節水にもつながります。
新聞紙:防寒や緩衝材、いろんな用途に大活躍
- 冷えた体に服の中へ入れて断熱・保温に。
- 床に敷いて防湿シートの代わりにしたり、丸めて即席スリッパにも。
- 汚れたものを包む、ごみ袋の中に仕切りを作るなど、使い道は無限です。

普段から少しストックしておくと安心。古新聞、意外と役立ちます!
ビニール袋(ポリ袋):水・トイレ・簡易調理にも
- 水を運ぶ、調理に使う、体を拭いたタオルの収納など多用途で活躍します。
- ゴミ箱にかぶせて簡易トイレにしたり、食品の湯せん調理にも使えます(耐熱性のある袋が◎)。
- ジップ付きタイプなら、衛生用品や薬の収納にも便利です。

サイズ別(大・中・小)にまとめて防災袋に入れておくのがおすすめです。
古いタオル・靴下:防寒・応急手当・簡易マスクに
- 手足を温めたり、濡らして首に巻けば熱中症予防にもなります。
- 折りたたんで傷の応急処置、止血や包帯代わりに。
- タオルを口に当てて簡易マスクとして使うことも可能です。
アルミホイル:保温・調理・断熱対策に
- ごはんやパンを包んで保温したり、即席のフライパン代わりに火にかけて調理も可能。
- 窓に貼れば断熱シートの代わりにもなります。

コンパクトでかさばらないので、防災バッグに1本入れておくと便利です。
空き缶+ロウソク:即席ランタンに変身
- 缶の側面をくりぬいて風よけをつくると、火が消えにくく明るさアップ。
- 耐熱皿に水を張っておくと、倒れても火が燃え広がりにくく安心です。

キャンドルやお線香用のロウソクがあれば、即席の明かりになります。
古いタオル・靴下:防寒・応急手当・簡易マスクに
- 手足を温めたり、濡らして首に巻けば熱中症予防にもなります。
- 折りたたんで傷の応急処置、止血や包帯代わりに。
- タオルを口に当てて簡易マスクとして使うことも可能です。
防災グッズがなくても「工夫」で安心につながる
「特別な道具がないとダメ」ではありません。
暮らしの中にあるものでどうにかする力=生活の知恵が、非常時には何より心強い備えになります。
まずは家の中を見回して、「これ、防災にも使えそうだな」と気づくところからスタート!
防災は、今日からできる“暮らしの延長”です。
まとめ・気軽に始める「防災100円チャレンジ」
100円ショップには「使える!」アイテムがたくさん。
1回のお買い物で**1〜2品ずつそろえる“プチ防災習慣”**をはじめてみませんか?
「備える」ことが特別ではなく、“普段の買い物の延長”になることで続けやすくなります。
まずはお近くの100均で、手に取ることから始めてみましょう✨
防災グッズベスト5 あると便利!おすすめグッズ
非常時には「ないと困る」よりも「持っていてよかった」と思えるアイテムを選びたいですよね。
ここでは、防災士や被災経験者からも支持されている便利グッズの中から、特に役立つ5つを厳選してご紹介します。
① LEDランタン(充電式・乾電池兼用タイプ)
停電時の照明として必須。懐中電灯よりも広範囲を照らせるため、家族で共有しやすいのが魅力です。
- 【選び方のポイント】
- 明るさ調節ができる
- フック付き・吊り下げられる
- 乾電池・USB充電など複数の給電方法があるタイプがおすすめ
- 【あると便利な場面】
- 夜間のトイレや食事時、避難所での明かりに
LDLランタンは燃料の準備や後片付けも必要ないので手軽に使えて便利です!
災害時だけでなくキャンプや夜間の屋外活動や、停電の非常灯として幅広く使用できます。操作に慣れているといざという時にスムーズに使用できます!
② 多機能ラジオ(手回し充電・ライト・サイレン付き)
停電時・災害時に正確な情報を得るための手段。スマホが使えない状況でも安心です。
- 【多機能タイプに注目】
- 手回し充電、ソーラー充電、USB充電ができる
- 懐中電灯・サイレン・モバイルバッテリー機能付きタイプもあり
- 【あると便利な場面】
- 災害情報の確認、スマホの充電、SOS発信
音声が聞き取りやすいデジタル式、対応周波数はFMに対応するもの、悪天候に備えるために防水レベルIP3以上のもの、非常時に備えて乾電池対応がおすすめです。
③ モバイルバッテリー(大容量タイプ)
スマートフォンは情報収集・安否確認・ライト代わりにも使える重要ツール。
複数回充電できるバッテリーは必須です。
- 【おすすめ仕様】
- 10,000mAh〜20,000mAh以上の大容量
- 2台同時充電できるタイプも便利、ソーラーパネル充電
- 【あると便利な場面】
- 停電中のスマホ充電・連絡用、他の電化製品の充電
選ぶポイントは、どれくらい充電できるか?(容量)どれくらい早く充電できるか?(早さ)安全に使えるか?(PSEマーク付き安全)この3点をポイントに自分の使い方に合わせて選んで

④ 多機能ツール(簡易ナイフ・缶切り・ハサミなど)
一つ持っておくだけで複数の用途に対応できる万能アイテム。避難先でも活躍します。
- 【活用例】
- 段ボール開封、簡易調理、裁断作業、ロープ切断など
- 【選び方】
- 小型で軽く、収納に便利、使いやすさ、耐久性、ツールの数
安全面が確保されているもの(ナイフは銃刀法違反に注意すること)すべての機能が必要とは限りません。ご自身の生活環境や想定される災害の種類に合わせて必要な機能を絞り込みましょう!
⑤ ウェットタオル・ボディシート(からだ拭き用)
断水・入浴できない時に体を清潔に保つ大事な衛生アイテム。
- 【おすすめタイプ】
- 無香料・大判タイプが使いやすい
- 赤ちゃん用や介護用シートも活用可
- 日常的に使用しながら備蓄する、価格と品質のバランスが良いものを選ぶ
- 【あると便利な場面】
- 夏場の汗対策、顔や体の汚れふき取り、就寝前のリフレッシュに
災害時の備えとして長期保存が可能なこと、コットンや天然素材を使用したものがおすすめです。サイズは全身を拭ける大判サイズが便利です。除菌、抗菌効果のあるものやノンアルコールタイプなど用途に合わせた機能性も考慮しましょう。
まとめ:便利グッズで「安心」がぐんと増す
この5つは、「備えてよかった!」という声が多い定番アイテムです。
すべてそろえるのが難しい場合は、できるところから1つずつでOK。
日常生活にも活用できるものを選べば、防災用だけにとどまらず、暮らしの中で“自然に備える”ことができますよ。
防災対策まとめ:いざという時のために、今できる備えを
先日の津波災害で不安な気持ちになった方も多かったのではないでしょうか。
あらためて、災害はいつ・どこで起こるかわからないということを実感させられます。
「まだ大丈夫」ではなく、“今だからこそ”備えることが大切です。
今回ご紹介した身近なグッズや暮らしの知恵を、日常に少しずつ取り入れてみてくださいね。
6まる-blogでは、
8月も引き続き、災害をテーマにブログを書いていきます。いっしょに「備える力」を育てていきましょう。

