春から夏にかけて気になる紫外線。シミやシワの原因になるから「とにかく防ぐべき!」と思っていませんか?実は紫外線には、健康に良い影響をもたらす一面もあるんです。
ビタミンDの生成や気分の安定など、私たちの体にとってプラスに働くこともあれば、肌ダメージや老化の加速といったリスクも。大切なのは、紫外線と“上手に付き合う”こと。
今回は、紫外線のメリットとデメリットを深掘りしつつ、世界のUV対策事情や、アクティブに楽しみながらできる紫外線ケアのコツをご紹介します!
紫外線のメリットとは?健康に良い影響を知ろう!
紫外線は「肌に悪い」と思われがちですが、適度に浴びることで次のような健康メリットがあります。
- ビタミンDの生成で骨を強く!
紫外線を浴びることで体内でビタミンDが作られ、骨の健康をサポート。骨粗しょう症の予防にも役立ちます。
ビタミンDを多く含む食品、魚類(特に脂ののった魚)サーモン、サバ、イワシ、サンマ、マグロ。きのこ類(特に天日干しするとビタミンDが増える)しいたけ(特に干しいたけ)きくらげ(特に乾燥きくらげが優秀)舞茸。卵類、チーズ、バター、ヨーグルト、レバー(特に牛、豚)うなぎ、など。
ビタミンDは脂溶性ビタミンなので、油と一緒に摂ると吸収率がUP!焼き魚にオリーブオイルをかけたり、きのこをバター炒めにするのもおすすめです♪
- 気分を明るくし、免疫力アップ!
日光を浴びると「セロトニン」という幸福ホルモンが分泌され、気持ちが前向きに。また、適度な紫外線は免疫機能の向上にも関与するといわれています。 - 血行促進&代謝アップの可能性!
紫外線による適度な刺激が血流を良くし、新陳代謝をサポート。冷え性改善や健康維持にも役立つかも!
セロトニンは、「幸せホルモン」とも呼ばれる脳内の神経伝達物質。心の安定やリラックス、前向きな気持ちをサポートする働きがあります。日光を浴びることで分泌が活発になり、ストレス軽減や睡眠の質向上にも◎。朝の散歩や適度な運動を取り入れて、セロトニンを増やしましょう!
紫外線のデメリット!過剰に浴びるとどうなる?
一方で、紫外線を浴びすぎると以下のリスクが…
- シミ・シワ・たるみの原因に!
紫外線は肌のコラーゲンを破壊し、光老化を引き起こします。UVケアを怠ると肌の弾力が低下し、老け見えの原因に。 - 皮膚がんや白内障のリスク
長年の紫外線ダメージが蓄積すると、皮膚がんや目の病気のリスクも上昇。特に白内障の原因のひとつとしても注目されています。 - 免疫低下や炎症の悪化
紫外線を浴びすぎると免疫機能が低下し、体調を崩しやすくなることも。日焼け後に疲れやすくなるのはこの影響かもしれません。



世界の紫外線対策!国によるUVケアの違い
各国で紫外線への意識や対策には大きな違いがあります。
- オーストラリア:紫外線対策の先進国!
「スリップ!スロップ!スラップ!」(服を着る・日焼け止めを塗る・帽子をかぶる)というスローガンが広まり、学校でも徹底的にUV対策を指導。UVカット衣類やサングラスの普及率も高めです。 - 欧米:日焼けを楽しむ文化?
アメリカやヨーロッパでは「ヘルシータン(健康的な日焼け)」という考え方が根強く、日焼けを楽しむ人も。ただし、近年では皮膚がん予防のためにSPFの高い日焼け止めを使う人も増えています。 - アジア(日本・韓国・中国):美白重視!
日本や韓国では「焼かない美肌」が主流。日傘やアームカバー、サプリメントまで活用しながら徹底的に紫外線を防ぐスタイルが一般的です。
オーストラリアは、世界で最も紫外線対策が進んでいる国のひとつです。理由は、紫外線が非常に強く、皮膚がんの発生率が高いため。そのため、政府や教育機関が積極的にUV対策を推進し、質の高いUVカットウェアや帽子が開発されてきました。
特に、UPF(紫外線防御指数)50+のウェアや、広いつばの帽子は、紫外線をしっかり防ぎながらも通気性がよく、アクティブなシーンでも快適!オーストラリア発のアイテムは、紫外線対策のプロが生み出した実力派なので、安心して取り入れられますよ。


欧米とアジアの違い!日焼けを避ける vs. 楽しむ文化
紫外線対策は、地域ごとの文化や美意識によって大きく異なります。欧米では「健康的な小麦肌」が魅力とされる一方で、アジアでは「透き通るような白い肌」が理想とされることが多いです。
欧米:日焼け=健康的なイメージ
アメリカやヨーロッパでは、**日焼けした肌が「アクティブで健康的」「セレブっぽい」**というイメージがあります。特に夏になると、ビーチやプールで日焼けを楽しむ人も多く、ブロンズ肌をつくるためのタンニングオイルなどが人気です。ただし、近年は皮膚がんのリスクが知られるようになり、紫外線対策を意識する人も増えています。
韓国&中国:美白を重視した紫外線対策
韓国や中国では、「白い肌=若々しく美しい」という考えが根強く、美白ケアが重視されています。日焼け止めだけでなく、UVカット機能のある化粧品やサプリメント、日傘やアームカバーの使用が一般的。特に韓国はスキンケアの先進国でもあり、シミやくすみを防ぐ美容成分入りの日焼け止めが人気です。
フランス:こだわりの“美しい日焼け”
フランスでは、日焼け自体を楽しむ文化はあるものの、「健康的で上品な焼け方」が大切にされています。強い紫外線を浴びるのではなく、適度に日光を楽しみながら、肌を守るケアを欠かさないのが特徴。保湿成分の入った日焼け止めや、日焼け後のスキンケアも重視されています。
文化によって異なる紫外線対策ですが、どの地域でも共通するのは、健康的に紫外線と付き合うことが大切だということ。ライフスタイルに合わせて、自分に合ったUVケアを取り入れてみましょう!

紫外線と上手に付き合うための習慣
最後に、紫外線のダメージを最小限に抑えるための生活習慣も見直しましょう!
- 抗酸化作用のある食事を意識!
ビタミンC(柑橘類・パプリカ)、ビタミンE(ナッツ・アボカド)、ポリフェノール(緑茶・ブルーベリー)を積極的に摂取し、肌の酸化を防ぐ。 - 日光浴の時間をコントロール!
朝や夕方の弱い日差しの時間帯に適度に日光を浴びると、健康メリットを活かしつつリスクを抑えられる。 - 日焼け後のアフターケアも忘れずに!
冷却・保湿・抗酸化ケアを意識し、肌のダメージを最小限に。アロエジェルやビタミンC美容液もおすすめ!
抗酸化作用とは、体をサビつかせる「酸化」を防ぐ働きのこと。私たちの体は、紫外線やストレス、生活習慣の影響で「活性酸素」という物質が増えます。活性酸素は細胞を傷つけ、老化やシミ・シワ、生活習慣病の原因に…。そこで活躍するのが、抗酸化作用をもつ栄養素です!ビタミンC・E、ポリフェノール、カロテノイドなどが、活性酸素を抑え、肌や体の健康を守ってくれるんです。
紫外線を浴びると活性酸素が増えるので、抗酸化作用のある食材を積極的にとることが、UV対策にも◎


まとめ:紫外線と賢く付き合い、健康的にアクティブな毎日を!
紫外線には、ビタミンDの生成を促すメリットがある一方で、肌の老化や健康リスクを高めるデメリットもあります。大切なのは、紫外線を適度に浴びつつ、適切な対策をすること。外側からのUVケアだけでなく、抗酸化作用のある食事や生活習慣を取り入れることで、内側からも紫外線に負けない体を作りましょう!
また、近年では、日焼け止めが海の生態系に与える影響が問題視され、ハワイやパラオなどでは環境に有害な成分を含む日焼け止めの販売が禁止されています。特に、オキシベンゾンやオクチノキサートといった成分はサンゴの白化を引き起こすことが分かっています。
これからは、紫外線対策をしながらも、環境に優しい日焼け止めを選ぶことも大切なポイント。自分の肌を守るだけでなく、海の生き物を守るためにも、リーフセーフ(サンゴに優しい)やナチュラル成分のUVケアを意識してみましょう!

